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犬税について考えてみる 公共性と販売者・飼い主のモラル

3月 5, 2010 しょ~た 2 Comments

犬税について考えてみる 公共性と販売者・飼い主のモラル

世界に犬税があるというのは知ってはいたが、友人とたまたまそんな話をしているので犬税について自分なりに考えてみた。
事の発端は友人の下記の意見。自分の中で噛み砕いているから意図と違ったらごめん。

犬税を一般財源として導入し、殺処分をしない犬の保護・治療及び養育・去勢手術・里親探しをすべきで
産ませて殺すより、産ませて守る事が社会的メリットだ。

“理念”としてはもちろん良い事だし、自分も心の中ではそうでありたいと思うけど包括的に考えると“反対”という意見に辿り着いたのでまとめてみる。

犬税の問題点

犬税を導入し捨て犬や野犬の保護をするとなると、「なんで責任を持って飼っているのに、無責任な飼い主や野犬の面倒をみなきゃいけないの?」という意見が必ずでてくるはず。少なからず私はそう思う。

捨て犬や野犬の自然繁殖による頭数の抑制や衛生上の問題というのは公共性が高いため一般財源から支出されるべき問題であり、責任を持って飼っている人がその負担をすることはおかしいのではないか。また、無責任な飼い主にはそのコストを払う義務と、ひとつの命を預かるという責任感を持たせるためにも刑事罰(罰金刑)が必要だと私は考える。

野犬の処分は公共事業として一般財源から、捨て犬については捨てた人の責任、犬税を特定財源にするのであれば飼っている人に対し税金を使うべきだし一般財源にするならとらないのが公平ではないだろうか。

税金の徴収方法については、毎年の納税となると払わない人がでてくる可能性もある。消費税の様に購入時もしくは登録時に納税するとなるとほぼ100%の徴収が可能だと思うが犬の保護のコストが賄えなくなるのではないだろうか。(コストについては次項で説明)

犬の保護コストの問題点

とある犬猫の保護をしているNPO法人では、収容能力が200頭(生涯飼育100頭を含む)で上半期支出総額は3700万円で年間で約7400万円(入れ替わり立ち替わりで年間1000頭)。犬猫の1匹辺り保護から里親探しまでに約7.4万円のコストがかかるという事がわかる。

一方で2006年の統計では殺処分数は36万頭。(地球生物会議(ALIVE)調べ)

単純計算で殺処分されるはずの犬猫の保護に年間266億円のコストがかかる。

これだけ聞くと「なんだそれっぽちか。やったほうがいいんじゃね?」と思うわけだけど、保健所から譲渡される犬猫が同年で約1.8万頭なんだ。

どうゆうことかと言うと、1.8万頭という譲渡数は上記の様なNPO法人やボランティア団体の引き取りというのがほとんどなわけで、殺処分される犬猫のほとんどについては生涯飼育をせざるを得ないという事で、簡単に言えば殺処分される犬猫を保護するとなると1年目のコストは260億円、2年目は520億円、3年目は780億円・・・となるのではないか。

上記NPOは尽力されていて本当に素晴らしいと思う。公共事業というのは「みんなで少しずつお金を出し合って住みよい暮らしを実現しよう」というのが根本であって、その中には犬猫を飼っていない人も嫌いな人もいるわけで、一般財源から犬猫の保護をするというのは無理がある。だから犬猫の保護等はNPO法人や愛護団体がすべきことだと思う。

ドイツの犬税

さて、犬税が導入されていて、世界で最も頭数管理され、犬とフレンドリーな世の中を作り上げているドイツではどうか?

  • ドイツでは殺処分はしません
    処分場は1つもなく、700の愛護団体と500以上のシェルターが国内にあります。
    ヨーロッパの中でもトップの大きさのシェルターは民間の物で寄付とボランティアで成り立っています。
    中心はドイツ動物保護協会
  • 犬税のみで、猫等の他の動物は税金なし。
    犬税はその地区の犬の数のコントロールに使用。
    金額は例えば1匹目が年間で108ユーロ(約12700円)、2匹目からは1匹につき216ユーロ(約25500円)、闘犬については612ユーロ(約72200円)
    都市部程高く、田舎ほど安くなる。
    しかし、犬税を払わない人、登録しない人が多く、その被害推定額は2002年には2116億ユーロ
  • 愛護団体中心の管理
    迷子になっても24時間体制で電話対応
    マイクロチップや耳のタトゥーでの個体識別
  • 犬とフレンドリーな世の中
    ほとんどがリード無しで散歩
    公共のバスや地下鉄も同乗可能
    レストランの半数が犬の同伴が可能。
  • 狂犬病予防
    狂犬病の媒体となるキツネにワクチン入りの餌を蒔き狂犬病は全滅

何から何まですごいなドイツ。

狩猟民族で狩りのパートナーとして飼ってきた文化だから、犬の虐待等を防止する法律があったり、警官がシェパードを連れていたりと個々の意識が違うんだと思う。ほとんどの犬が生後8週間から1年半まで犬の学校へ通うから実現できるんだろうな。

ただ、犬税は贅沢税の一種で地方交付税にあたるという事で概ね賛成ではありますが、地区の犬数のコントロール(去勢)のみで保護というより餓死と言う殺処分と変わらない印象を受けた。

私の考える日本における問題の根本と対策

長野県が寒くて生きていけないのかわからないけど、野犬って多いのですかね?なんだかんだいって野良の頭数コントロールは出来ている気がする。

一番の問題は、いつでもどこでも犬を見て買う事ができるお店が多すぎるということじゃないだろうか?ペットショップ数は全国で1万2000軒、犬の生産は年間40万から50万頭。とても重要と供給のバランスがとれているとは思えません。

個人的にはペットショップ数、在庫数の制限とブリード数の制限や監査、特別な理由がない場合去勢の義務化は必要かと考えます。
その他、テレビや流行に流されやすい日本人の場合は、過度な動物のかわいさを売りにしたCM等は規制すべき。
また、殺処分を行う場合は1時間以上苦しみながら死ぬような二酸化炭素による窒息死は辞めるべき。

友人の言う「産ませて殺すより、産ませて守る事」より「無駄に産ませず、無駄に殺さない」方が大事じゃないかな。

最後に

先日知り合いの人がこう言っていました。
「犬かわいいねー。かわいいから飼いたいんだけど、犬の餌代とかって結構かかるんでしょ?世話やしつけ大変でしょ?」
こうゆう人は飼わなくて結構です。

私は犬、熱帯魚、エビ、イモリを飼っています。子供は2人います。
ペットも子供も同じ程愛おしいものだし、同じ重さの命です。

仕事が忙しくなったから子供を殺しますか?
病気になったから子供を殺しますか?
なつかないから子供を殺しますか?

実際そういった悲しい事件もありますが、ペットを捨てるってそれと同等の事です。

ペットを飼う事は他に代え難い楽しさや喜びがありますが、他に代え難い命という責任もありますので飼う時は、その自覚を持って最期まで責任とってくださいね。

思いのままに書いたので誤字脱字、乱筆失礼します。素人の理論ですので突っ込みどころが多々あるかと思いますがご容赦願います。

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2 Comments → “犬税について考えてみる 公共性と販売者・飼い主のモラル”

  1. riku 4 months ago  

    今の日本でいきなり犬税!なんてのは色々調べる、考えて行くと
    あまりメリットがないような気がするね。
    しょたが言ってるようにペットショップ、ブリーダーの
    国もしくはNPOなどが管理、状況把握が一番最初に手をつけるべきなのかも?

    ちょっと話かわるけど
    ペットは家を守る物(動物という感情すらない)としか考えない人もいるし。
    昔の自分もペットはペット。ペットだからしょうがない、ペットだからいいか
    なんて考えが頭の中にあった。
    でも、この年になってペットに対しての考えが変わったな。
    最近動物を飼うって家族が一人増えるくらいの大きな事だと感じるようになったんよ。

    大抵のお出かけはいつもイヨカン(家のワンコ)と一緒だし
    自分の子供のような感覚さえあるよw←俺、末期かもしれないww
    実際この感覚って、いいことなのか悪いことなのかわからないけどね。

    ペットに対する感覚、役割って人それぞれだからそのために法律を作るのは難しいね。
    ドイツは昔からワンコにと密接な関係があったからだし。

    俺の言いたい事は動物愛護じゃなくてペットに家族愛を!みたいな感じだw
    ペットを飼う=家族が増える
    自分と血がつながっているくらいの感覚があれば
    捨てる人も減るだろうし買う人も減るだろう。
    人間に置き換えて赤ちゃんを買うなんてないっしょ?(厳密に言えばあるけどねw)
    まずは意識の変換が大切なのかな?これが出来れば
    ペットは買うではなく里子をもらうに変わる!…はず。

    あ~、結局文章まとめられねーなw
    ほんとよくライターなんてやってたな俺w

  2. しょ~た 4 months ago  

    現状のデータで考察するとこんな感じで犬税を導入する以前の問題が山積みなんだよね。

    ペットは家を守る物という考えもわかる。銃で撃ち落とした鳥を回収するレトリーバー、アナグマを狩るダックス、羊をまとめ上げるコーギー、ネズミを狩るヨークシャと人間の都合に合わせて改良してきたからね。
    上に挙げた犬種のほとんどが現在ではそうではないように、少しずつ防犯用としての犬という認識は減ってくるとは思う。

    rikuも目覚めたかw
    ドイツの場合は狩りのパートナーっていう歴史があって、そうゆう感覚が強いから犬を大切にしているんだろうね。
    動物愛護って精神は大切な事だけど、動物過護じゃだめなんだよね。
    捕鯨問題もそうだけど、動物の命をいただく(食べる)というのも人間が生きていく上で必要な事で、感謝しなければならない。
    鯨を食べるために殺すのがいけなくて、カンガルーを食べるために殺すのがOKとかってないじゃん?
    全て含めて命の大切さを学んでいくってのが本当の動物愛護だと思うな。

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